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  • れな

【詳述】過去世とカルマ~過去世を知る方法は幾つかある~

人の人生は一度きりなのでしょうか?それとも一度死んだら別の場所・別の体で生まれ直し、いわゆる「輪廻転生」を続けるのでしょうか?


過去世とは、今生を生きる以前の時代にあなたの魂が生きた人生を指します。タイムシフト的に言えばそれは過去(以前のこと)ではない場合もあるのですが、その話をするとややこしくなるので、「過去に経験したこと」と捉えておけばよいと思います。


過去世という概念は、これまで神秘主義者にしか受け入れられてきませんでしたが、飯田史彦氏が論理的手法で過去世の存在についてレポートした(著書『生きがいの創造』)ことで、多くの人が過去世の存在を認知するようになってきました。



ほとんどの人は、100、200、それ以上の過去世を持つ。

人は基本的に、非常に多くの過去世を持ちます。アセンションを達成するまでに、1,000回くらいの転生を要することが多く、まだその半ばにいるとしても、100か200の過去世は持っている人が多いです。


クリスタルチルドレンには過去世を持たない人や動物・植物の記憶を持つ人も。

ただし、クリスタルチルドレンに関しては過去世を持たない人もいます。または植物での過去世の記憶を持つ(思い出す)人もクリスタルチルドレンには存在します。

ピュア・インディゴの場合は、他の惑星での過去世を持ち、それを思い出す(ヴィジョンや夢で垣間見る)こともあるでしょう。ピュア・インディゴとは宇宙人の魂を持つ人のことです。



幼い頃に好きなもの・得意なことは、過去世の記憶と体験によるもの。

今生において、幼い頃の性格や能力、好みは、前世(1つ前に経験した過去世)で培ったものを色濃く引き継いでいます。そのため、同じ親元で生まれたきょうだいでも、学習速度に差があったり食べ物の好みが違ったりするわけです。一卵性双生児の双子の個性が異なるのもこのためです。

しかし、過去世の性格や好みは、大きくなるにつれて影を潜めていく傾向にあります。どうしても、今生で経験する環境に大きな影響を受けてしまうからです。


基本的には、前世で培った性格や好みを継続しやすい家庭環境を選んで生まれてきます。親は、子供に価値観を押し付けるべきではありませんが、ある程度親の好みで子供の人生の手綱を引いてもかまいません。

たとえば、母であるあなたが音楽を愛するなら、過去世で音楽を愛していた魂があなたの子供に宿るので、彼が3歳のうちにピアノを習わせるのは、大抵その子の人生の目的に適っています。



退行催眠で見る過去世は、今のあなたの悩みに最も関連するものが選ばれる。

ヒプノセラピー(退行催眠)などで垣間見る過去世は、今のあなたの悩み・問題に最も関連性の深いものが選択されています。そこで見た過去世の光景は、今あなたが抱えている悩みや迷っている夢に対して、大きなヒントになります。

しかし、ヒプノセラピーで過去世を見て、たとえば水に恐怖を感じる原因を垣間見たとしても、それだけで恐怖症が改善したりはしません。しないのです。ヒプノセラピストは、「過去世の原因を見るだけで恐怖症が治る(ヒプノセラピーを受けるだけで恐怖症が治る)」と言いますが、それは勘違いです。


ヒプノセラピーなどで垣間見る過去世以外にもたくさんの過去世を持っています。たとえば今のあなたが自然をこよなく愛するガーデニング師であったとしても、過去世で風俗嬢をしたり独裁者をしていたりすることもあるのです。

ほとんどの人は、今の自分とはかけ離れれた性格・職業の人生を、過去には経てきています。無数の環境・無数の職業の体験の中から様々なスキルや気づきを培うことこそが、輪廻転生の目的なのです。



魔女狩りの過去世を見たならスピリチュアルなお金儲けは控えましょう。

魔女狩りに遭った過去世を視たなら、今生ではスピリチュアルなことでお金を得るのは控えましょう。サイキックが強いとしても、それは表に出すべきではありません。商業ヒーラーや商業セラピストにならずとも、サイキックを駆使して人の役に立つことはできますよね。


物心つく前から、「なぜか水が怖い」「なぜか犬が怖い」といった恐怖症を持つのは、1つ前の過去世でそれらに苦しい思いをさせられた記憶を引きずっているゆえであることが多いです。

とはいえ、「過去世で水害に遭って酷い思いをしたのだから、今生で水が怖いのは仕方ない」と開き直って水泳を避け続けるのは、よくないことです。そうした嫌悪感や恐怖心を克服するために、無数の転生を重ねているのですから。

恐怖症を克服しないと、輪廻転生を繰り返している意味がないのです。今生で避けても、また来世も水恐怖症などを抱えて生きることになるだけです・・・。



オーラソーマの「過去世ボトル」診断はあてにならない。

オーラソーマには「過去世ボトル」という概念がありますが、これはあまりアテになりません。気にしないほうが良いです。



過去世で英雄だったとしても、今のあなたに自慢にはならない。

「過去世で偉大なリーダーだった」と言われたとしても、有頂天になるのはやめましょう。過去世で何をしたかではなく、今のあなたがどう生きているかが重要です。

また、「偉大なリーダー」といっても多くの戦争と奴隷支配を繰り返してきた人が多く、歴史の教科書で偉人扱いしていたとしても良い人生だったとはかぎりません。たとえば織田信長も徳川家康も、霊的な視点から見れば大量虐殺者であり、重大な犯罪者です。

(良いリーダーとはたくさんの領土を獲得した者のことではなく、小さな村でも平和に治めた者のことです。)



過去世ヒーリングに効果はあるの?

「過去世を癒す」といったことを言う人がいますが、残念ながら過去世ヒーリングなどしても過去世を癒すことはできません。

過去世で虐待されている自分のヴィジョンを繰り返し見ても、過去世のあなたは癒されませんし、今のあなたも癒されないのです。また、「過去世ヒーリング」などと名前のついたエネルギーワークを受けても、癒されることはありません。もちろん、レメディなどのグッズも同様です。


苦しんでいる過去世のヴィジョンを何度も視ることは、やめたほうが良いです。今のあなたが傷つき、ストレスを溜めるだけですし、ヒプノセラピーに何万円も浪費するだけです。ヒプノセラピストは、次々とセッションをしよう(すべき)と力説してくるかもしれませんが、それはお金を儲けたいための勧誘で、真に受けてはなりません。



霊視が行える人は自分で過去世を見ることが出来る。

ちなみに、霊視が行える人は、高いお金を払ってヒプノセラピーを受けなくても自分で過去世を見ることができます。「草原に横たわってリラックスし、階段を下りていく・・・」といった誘導文も、必要ありません。

どのようにすればよいのかといえば、ただ「過去世が見たい」と念じれば良いだけです。それだけであなたのまぶたの裏には過去世の記憶ヴィジョンが見えるはずです。霊視が出来るのであれば。

とはいえ、何も見る必要のないときには何も見えないでしょう。



逆に、霊視ができない人はヒプノセラピーを受けても過去世は見えない。

また、霊視サイキックが開いていない人は、ヒプノセラピーを受けても過去世を見ることはできません。ヒプノセラピストは、「何も視えなくても、なんとなく感じ取ったことがあなたの過去世のことです」などと言いますが、それはデタラメです。(これは、インナーチャイルドのセッションについても同様です。)

ピュア・インディゴの男性など、座禅瞑想の努力をしても霊視が開かないタイプの人が過去世を知りたいなら、チャネリングのできる人に言葉で教えてもらうしかありません。



過去世のカルマをヒーリング・退行催眠などで消すことはできない。

退行催眠(ヒプノセラピー)や過去世ヒーリングなどを扱う人は、そのセッションによって過去世のカルマを溶かすことができる、などと言います。過去世のカルマを溶かすことで今生のあなたの運気が上がる、などと。

しかし、それはでたらめです。過去世ヒーリングにも対抗催眠にも、過去世のカルマを消す・溶かす・解消するような効果はありません。

過去世で背負った罪(負のカルマ)は、今生やそれ以降の未来世の奉仕によって、返していくしかないのです。

繰り返します。過去の罪がヒーリングで簡単に帳消しにしてもらえるというようなことはないのです。



過去世リーディングとは、チャネラーがあなたの代わりに過去世を見るもの。

過去世リーディングなるものがあります。これは一般的にチャネリングセッション(霊能鑑定)の一種です。

過去世リーディングでは、あなた(クライアント)ではなくチャネラー・霊能者が、まぶたの裏にあなたの過去世を見ます。そしてその状況を口頭で伝えてくれるものです。

霊視ができない人にとって、過去世を知るにはこうした過去世リーディングをしてもらうしかなく、存在意義は高いです。


ちなみに、「過去世リーディング」というセッション名を銘打っていなくても、霊能者、チャネラーと呼ばれるような人で霊視を扱う人なら、あなたの過去世を垣間見ることは可能です。

または霊聴を扱う人の場合、声によって守護存在から情報をもらいます。「あなたは医者をしていたようですよ」「彼女とは過去世では結婚していたようですよ」といった具合です。



霊界でのインターバル期間は「中間世」と呼ぶのが普通。

なお、肉体が死を迎えて、新しい人生が始まるまでの間の期間、霊界でのやりとりなどのことは、過去世とは呼ばす、「中間世」と呼ぶのが普通です。

クリスタルチルドレンの幼児などはこの中間世の記憶を持つこともあります。ただし、「お空の雲のうえからママのこと見ていた」などと言いますが、実際に雲の上から母親の生活を見ていたわけではありません。そのような記憶を守護存在から与えられているだけです。(実際には雲の上に天国や霊界などありません。)



未来世を見ることにあまり意味はない。

未来世は、時間軸的に未来の世界で生きるあなたの人生のことを指します。とはいえ、未来世を垣間見ることにあまり意味はありません。

未来世であなたがアイドルをしていたからといって、今生であなたがアイドルになれる確率が高いことを示すものではないのです。

未来世を見ることは、好奇心を満たすような効果しかないと言えます。あなたの今の人生の手がかりにはならないのです。



過去世占いは多少は当たる。

「過去世占い」なるものが、インターネット上で出回ることがありますね。

生年月日を入力するタイプと、診断テストに答えていくタイプと2種類があるでしょうか。素人が「ナンタラ占いメーカー」などでテキトウに作ったものでない限りは、多少は当たります。

誕生日は人の気質を示し、人の気質は過去世と関連することが多いので、ある程度の傾向を生年月日から割り出すことが出来ます。とはいえ、まったく当たっていないケースもあるので、しょせんは娯楽の域を超えません。

診断テストも同じで、診断テストによってその人の気質がわかるので、その気質に似た過去世の職業など示すことで多少の近似値は導き出せます。これもまったく当たっていないケースもありますが。



確実に過去世を知るにはチャネリング(過去世リーディング)に頼るしかない。

あなたが確実に過去世を知りたいと願う場合には、経験豊富なチャネラー・霊能者にチャネリング(過去世リーディング)をしてもらうことが一番確実です。

霊視が出来るなら自分で見ることは可能ですが、霊視が出来ると思い込んでいるだけで出来ていない人がまれにいるので、スピリチュアルな知識・経験が豊富でないなら、あなたの感じている過去世は正しいものかどうかわかりません。

西洋占星術、365日誕生日占いなど、占いの類では過去世を確実に知ることは不可能です。



恋人とは過去世でも恋愛関係・結婚相手だった?

「袖振り合うも他生の縁」という言葉があり、今生で親密な関係になる人は過去世でも親密だったと説く人がいます。しかしこれは正確ではありません。

「過去世で親密だった人もいる」というのが正確で、今生のあなたの恋人がすべて過去世でも恋人だったとは限らず、今生の結婚相手が過去世で結婚相手であったケースはごくごく稀です。

女性の側が、ある男性に出会ったときにものすごい衝撃やなつかしさなど感じて猛烈にアタックして付き合った場合、その彼とは過去世にも恋愛相手・結婚相手であった可能性はあります。霊感が強い女性の感覚ならなおさらです。

男性側は霊感が薄い傾向にあり、霊感が強くても恋愛に関する情報はあまり守護天使から降りないため、あなたの恋人・配偶者が彼氏のほうからアタックされてのものなら、あなたと彼は過去世で恋愛関係・結婚相手であった可能性は低いです。



家族とは過去世でも家族だった?時代や地域によって異なる。

これもよく言われることですね。

発展途上国の100人くらいの村や、日本の江戸時代頃の小さな村では、たしかに家族は何度も同じ家族として輪廻転生をしていました。家族とは過去世でも家族だったことが多いのです。

しかし、明治維新以降の現代化・複雑化した日本においては、過去世でも同じ家族だった家族はほとんどいません。


1976年以降に日本に生まれた人に関しては、過去世で家族だった人と同じ家族で生まれている人は皆無です。これ以降の世代の日本人はすべてがスターパーソン(宇宙人)かクリスタルチルドレン(天使や妖精)で、地球の救援を目的に短絡的に派遣されてきているだけなので、家族と過去世から続く確執・縁などは持ちあわせてはいません。



過去世と前世の違いは?同じものなの?

過去世に似た言葉に前世というものがあります。意味を混同して使っている人も多いようですが、2つは別のものです。

過去世と前世はどう違うのでしょうか?

過去世とは、過去世に生きた人生のすべて、またはそのうちのどれか一つを指す言葉です。

それに対して前世とは、「1つ前の人生」を指す言葉です。前世は、たくさんある過去世の中の1つですね。

つまり、「2つ前の前世」という言い方は正しい文法ではないのですが、実際にはそのような表現をしている人も大勢います。

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